六甲道教室。
今日はちょっと気合いのことで叱りました
基本稽古の時全く気合いを出す気がありません。
最初声を出していた子も周りの雰囲気に呑まれて消沈してゆく…
ここ最近毎週のように言っているので叱られるのは自明の理。
では何故気合いを出すのか?
声なんか出さなくても戦えると思っている子も居るかもしれません。
正直言えば人を攻撃するのに一々声を上げる必要はありません。
ただし空手は武道。
よく言われる「後の先」の必要があります。
さてそこで大事なのは胆力ですね
声を出さない理由は「恥ずかしい」とか「誰かが出してくれる」という他愛もない理由です。
大人でも子供でも、一人で声も張れないような人がいざという時に人を殴れるでしょうか?
殴る必要は無いにせよ自分の身を守れるでしょうか??
まず無理でしょう
普段の組手や試合とは明らかに違う状況で如何に胆が据わっているか。
風が吹けば何とやら…。大きな声を出せるということはそういうところに繋がるのです
熟練者(審判)が見守る中防具を着けてドクターが居て…、安全に安全を期して用意された場(試合等)に自分から臨む事だけに特化した空手は果たして空手と呼べるでしょうか?
ということです。
本当に身を守らねばならぬ時が来ないとは言えません。
そこで鼓動は速まり、呼吸は浅くなり胆は浮く…。声は上ずり助けも呼べない、という状況が目に浮かぶようです
だから「恥ずかしいから声が出せない」なんて理由は武道では通用しないのです
そういうことも踏まえて、最初は言われるまま無理矢理でもいいから声を張って、最終的に自分のためになっているようにしていきましょう
説教臭くなってしまいましたが、気合いを出だすと練習内容も随分と良くなりましたからね
来週からは新たに二人入ってきますし活気のあるところを見せましょう
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